花沢不動産はなぜ仲介手数料が無料なのか

いままでに１０回は引っ越しを経験してきた自称引っ越しプロフェッショナルのたつやです。

僕は今まで不動産屋に支払ってきた金額の合計がプリウスを購入できるくらいの金額になっています。

マンション買えばよかった。

そのなかには貸主さん（大家さん）に支払うものとは別に不動産屋さんの収入になる仲介手数料というものも含まれます。

この仲介手数料はほとんどの不動産屋さんでは家賃の1ヶ月分としています。

仲介手数料ってなに

仲介手数料というのは、本当に読んで字のごとく不動産屋さんにオーナーさんとの間を取り持ってもらった紹介料です。

実際には、物件提案・物件案内・重要事項説明書の作成・契約書の作成に関する手数料が含まれており、何かあった時の損害賠償もここから支払われます。

法律では貸主さんと借主さんの両方から合わせて家賃の１ヶ月をもらっていいことになっていて、大手FC店では物件によっては、お客さんからもらう手数料を家賃の５2.5％としているところもあります。

なんで仲介手数料は家賃の1ヶ月分の報酬なのか

９割以上の不動産屋では当たり前のように仲介手数料を１ヶ月分請求してきます。仲介手数料の値下げを行おうとすると露骨に嫌そうな顔をしたり、入居審査を出さずに審査落ちにしたことにする不動産屋さんもあります。

うん。気持ちはわからなくもないです。

だって、家賃の１ヶ月分がもらえるからこそ、物件探しから物件案内まで1人のスタッフがつきっきりで業務にあたるわけです。親身な不動産屋さんでは1日に1人のスタッフが担当できるお客さんの数は多くても2人程度です。

そのお客さんのうち契約できるのが３０％、コンビニよりも店舗数の多いと言われている不動産屋さんで毎日新規のお客さんが来店する確率は非常に少なくなっています。

そりゃー家賃の1ヶ月分くらいの報酬は欲しいです。

仲介手数料とは非効率化が生み出す結果

ただし、それは従来の不動産屋さんのやり方では1ヶ月分は欲しいという話です。インターネットで簡単に連絡が取り合えるようになった現在では、現地で待ち合わせすることによって、車の維持管理費や運転免許必須のスタッフの人件費が節約できて、インターネットでお客さんを集めることによって１階の目立つ場所に高い家賃を支払って店舗を維持する必要もなくなってきました。

チャットであらかじめお客さんの要望をヒアリングすることによって、見当違いな物件を紹介することもなくなるし、チャット内で一人のスタッフが同時に複数人のお客さんと会話できます。

固定費が下がればもっと柔軟な営業が可能になってきますし、手数料の値下げを行ってもクオリティを下げることなくお客さんに還元できる仕組み作りが可能なわけです。

仲介手数料が無料の代わりに上乗せしてお金をぼったくっているのか

手数料無料とは、そういった非効率なやり方を改善してお客さんに還元したいという企業努力の結果なわけですが、「その他の費用でぼったくりをしている」と同業者から陰口を叩かれることもあります。

駅前大手FC店さんなどでは、消毒代金や害虫駆除代金などよく分からない費用で値引き分を補填しようとしている、なんてことを耳にしますが花沢不動産のように街の小さな不動産屋ではそんなことはできません。

貸主さん（大家さん）側から送られてきた請求書をそのままの金額でお客さんにお願いしているだけですから、おそらくどの不動産屋さんよりもお安くご案内できます。

どうやって利益を得ているのか

僕たちも仕事として行っているので、利益を出さないとご飯がたべれません。ですので、さきほども言ったように

法律では貸主さんと借主さんの合計として家賃１ヶ月分まで報酬を得てもいい

ということになっています。そしてお客さんから１円も貰わないということは、貸主さん（大家さん）側から仲介手数料をいただいています。

そしてまれに大家さんから広告料という報酬が別途いただけることがあるので、それを会社の利益としてその分お客さんにサービス面で還元しています。

家賃の値下げ交渉に弱いのか

他の不動産屋さんのことは分かりませんが、花沢不動産のスタッフは頭が悪いので大家さん側に家賃交渉を勝手に仕掛けます。

もちろん値下げ交渉をして大家さん側からの心証が悪くならないように最善の注意を払いながら行います。2日前も家賃47000円水道代2000円のワンルーム物件を込42500円にまで勝手に値下げしたことによって

「あいつら元々高い家賃の資料を見せてきてるんじゃないのか」

というあらぬ疑いをお客さんにかけられたくらいです。

ただし、闇雲に値下げ交渉を行うわけではなく「周辺の家賃相場の中でもギリギリだなー。大家さんがんばってるなー」という物件はほぼ値下げ交渉を行いません。相手の努力を考えるのも値下げ交渉が上手くいく要因の一つです。

仲介手数料分を計算してみましょう

そもそも仲介手数料として家賃１ヶ月分がタダになっているっていうことは、つまりですよ。

８万円の家賃の場合、通常2年契約とすると

8万円÷24ヶ月で3.3千円

毎月３千円以上の家賃減額が実現しているのと同じことになります。

５万円なら2000円以上の家賃減額と同等

６万円な2500円の家賃減額と同等

10万円なら4100円以上の家賃減額と同等

15万円なら6000円以上の家賃減額と同等

もう意味がわからないくらい下がっていますね。

この結果を見ても、「家賃交渉はきっと手抜きだし結果高い買い物になることの多い仲介手数料無料業者」っていうのが正しいのか、僕には一生理解できそうにありません。

まとめ

花沢不動産では当面の間、仲介手数料無料でお客様に還元できる体制作りを心がけていくとともに、サービスの充実を図っていきたいと思います。

ただし、支払う金額や家賃だけでなく、ちゃんと対応してくれるのか、引っ越し後のアフターフォローをしてくれるのか、困った時に助けてくれるのか、彼女と別れた時になぐさめてくれるのか、退去時にサポートはあるのか、などお部屋探し以外のサービス面でも安心して任せられる不動産屋さんを見つけてください。

それでは！