空き家対策で仲介手数料の上限が規制緩和される！

オンボロ物件の処分にお困りの方、朗報です！

国土交通省が空き家を対象に仲介手数料の上限を緩和する方向で検討に入りました。

これは、安価な不動産を所持しているオーナーさんにはとてもいい話なんです。

400万円以下の不動産を売るには

現状、不動産売買の仲介手数料の上限は下記のようになっています。

つまり400万円の不動産を売買する時、不動産屋の報酬は

18万円

200万円の不動産を売買する時は、

10万円

となっていました。

これって、まず売りたい不動産を預かった時に現地調査をする費用や、買いたいお客さんを現地に案内する労力、書類作成の事務費用なども全て含まれた金額になります。

ポータルサイトに広告を出稿する費用も・・・。

売り土地と書かれた看板代も・・・・・。

不動産屋は大儲け？してるように見えますか？

オンボロ物件の場合、資料だけでは分からないので、購入希望のお客さんがいたら何度も何度も現地に向かいます。１回や２回で決まることは奇跡的な確率です。

「ボロすぎるから無理」

「ちょっと遠すぎた」

「リフォーム費用が予想以上にかかりそうだから止めておく」

そんな感じで断られることを何度も何度も繰り返し、ようやく決まって

報酬は１０万円です。

儲かんねーよ！てかむしろ赤字だよ！

正直こういった状況なので、田舎のオンボロ物件を誰も売買しようとは思いませんでした。

やばいと思った国が手数料の上限を緩和しようと考えた

今回、国が上限を緩和しようとしているのは、４００万円以下の物件についてです。いままでのパーセンテージの報酬をやめて実際にかかった費用を不動産屋が貰える仕組みにしようぜ！ってことですね。

ただし、上限は18万円に設定する模様で

100万円の物件が売れた！
１８万円の報酬

240万円の物件が売れた！
１８万円の報酬

という流れかと思います。

不動産屋ですら匙を投げて、まともに相手をしてもらえていなかった大家さんには朗報なのではないでしょうか。

リフォームや建て替え前提でオンボロ物件を探していた購入希望のお客さんにしてみても、そういった不動産が市場に出回る可能性が増えたというのは喜ばしいことですね。

それでは！