田舎から大阪へ部屋探しにくる人たちへ。ぼくも田舎出身です！

こんにちは花沢不動産のたつやです。

たんぼと山と川に囲まれた自然豊かな田舎で育って、大都会東京の波長に上手く合わず、大阪の下町で家族を作った、たつやです。

愛知県出身っていうと

あー名古屋ね。

味噌カツ味噌カツ。

エビフリャーね。

なんて言われますが、ぼくの地元は静岡よりの愛知県なので、まったく名古屋に馴染みがありません。マジで。

愛知県の人で都会に出る人って基本的には東京に行くらしいですね。大阪はいい街ですよ。

梅田とかミナミなんて言葉に惑わされるな

ぼくが大阪に来た理由は職探しです。地元は工業が盛んな地域だったので工場の仕事ならたくさんありました。

「なんかもっとクリエイティブな仕事がしたい」

そう思って大阪に来たんですね。マジで単純。

いきなり就職先も決まってない状態で大阪に行くことを決めたので、無職なんです。

職が無いんです。

今なら不動産業に携わっているので分かりますが、無職で賃貸契約って本当にキツイんですね。

なので、「無職　部屋　契約　大阪」なんてインターネットで検索して出てきた不動産屋さんにメールで連絡して、なんとか50万円だけ握りしめて大阪に出てきました。

50万円といっても就職するまでの生活費も含まれているわけで、就職して初めての給料日まで凌がなくてはならないのでカツカツな状況でした。

そんなぼくの第一希望は「梅田かミナミの近く」という漠然としたエリア間隔でした。

というか、大阪の地名で知っているのは「梅田かミナミ」くらいで、ミナミっていうのが心斎橋や難波周辺のことを指すことすら知りませんでした。中央区と浪速区なんて言われてもちんぷんかんぷんです。

電車で１本っていう説明がしっくりこない

ぼくの田舎だと電車って１時間に数本しかないイメージなんです。基本的に２本か３本くらい。

不動産屋のお兄さんが「ミナミまで電車で１本なんでマジでオススメっす」なんて説明してくれても、頭の中では「んー結構遠いな」という印象でしかなかったんですね。マジで。

「電車で10分くらいで、１時間に6本くらい出ますよ！」なんて説明してくれていたら分かりやすかったんでしょうが、田舎事情を知らないお兄さんにとっては

電車＝時間かかるし、不便

と思っている田舎者の心情なんて分かるはずなかったんですね。

結局選んだ場所は？

そんな田舎者のぼくが選んだ場所はなんと東大阪市でした。

もはや大阪市内じゃねぇ

東大阪市の布施駅の近所なので、難波まで自転車で30分くらいでしょうか。

「電車で１本です」という言葉に揺れ動かなかった心が「ミナミまで自転車なら30分くらいっすかね」という不動産屋のお兄さんの言葉に揺れ動かされた瞬間でした。

あの時のぼくはどうかしてたんです。

「自転車で30分なら豊川(愛知県)から豊橋(愛知県)くらいの距離じゃん。マジ近所。」

そう錯覚したぼくは無職でもなんとか契約できる方法を伝授され、無事賃貸契約を締結したのでした。

不動産屋のお兄さんがかなりびっくりしていたのはここだけの秘密です。(ミナミ周辺希望っていうのに東大阪に決めた人なんてぼくくらいじゃないですかね。)

東大阪に住んでしまった

結局、大阪市淀川区で就職したぼくは社長の許可を得て事務所で寝泊まりするようになり、契約した部屋には一切帰らなくなりました。居住期間はおそらく２週間くらいです。

その後、空家賃がもったいなくなったぼくは「短期解約違約金」を支払い、速攻で契約を解除しました。

• 初期費用・・・18万円
• 家賃・・・3ヶ月分15万円
• 解約費用・・10万円(半年以内の解約なので２ヶ月分かかりました)

合計金額・・・43万円。（心に負った傷、プライスレス）

信頼できる不動産屋を見つけよう

大阪は本当に怖い街だな、と当時は思ったぼくですが、ほとんど自業自得です。

田舎とはあきらかに事情が違うのに、不動産屋のお兄さんの「こっちのエリアのがいいっすよ」という言葉を信じずに自分を信じてしまった罰が当たったんでしょうね。

今なら「ミナミ周辺」と言われれば、ちょっと離れるだけで家賃が安い九条や鶴橋、桃谷。治安が平気なら大国町。ちょっとだけ家賃が高くてもいいなら桜川や谷九エリア。

天王寺のすぐ近所にある、寺田町なんて古いけど安い部屋がたくさんあります。一歩大通りに出れば天王寺の空気を味わうこともできるんです。

「梅田周辺」だと、交通の便がいいので少し離れますが桜ノ宮や都島、京橋や野江内代なんかは格安のお部屋が揃っています。淡路や下新庄まで行けば広くて安い部屋が増えますし、梅田駅まで電車で2駅の十三もオススメです。

どうしても北区にこだわるなら南森町や中津で探しましょう。

あ、北エリアのオシャレさんといえば福島区ですね。ですが、福島区は非常に家賃が高いので田舎から来たあなたにはちょっと早いです。

どうしても住みたいなら海老江周辺か、川を渡って塚本や姫島で探してみましょう。電車で１駅なのにめちゃくちゃ家賃が下がります。

とにかく信頼できそうな不動産屋の営業マンのお兄さんを見つけたら、あなたの理想のライフスタイルを語ってください。

「平日は仕事で梅田駅まで行かなきゃいけないから、交通の便がいいところがよくて、でも普段はしずかな住宅街も捨てがたいなって思ってて、で、で、休日は食べ歩きとかもしたいから下町が近くにあると嬉しいかなって思ってて、でもたまには公園とかもいいかなって思ってて・・こんな理想なエリアなんてないですよね・・・」

え！？ベストな街、知ってますよ！お部屋たくさんあるので見に行きましょう。

田舎者は田舎者らしくでOK

田舎出身のぼくが言うんだから間違いないです。遠慮なんてせずに希望をたくさん言いましょう。全部叶えられる賃貸物件が見つかるかどうかは別問題ですが、少しでも理想に近くなるためにはとにかく伝えることです。

都会にビビってちゃダメですよ。

知らないモノは知らないんです。だって初めて来るんだから知ってるわけないじゃないですか。プロなら知らない人にこそ分かりやすい説明や提案をするのが仕事です。「図々しい奴だな」なんて態度に表す不動産屋なんて逆にこっちから願い下げです。それくらいの気持ちでOk。

田舎から大阪へ夢を持って来るんですから、その第一歩はお部屋探しですよ。

夢を抱いてドキドキの一人暮らしをしようとするあなたを、ぼくは応援します！花沢不動産で契約しなくても結構です。何か不安なことや心配なことがあれば、気軽にLINEで相談してください。

※そのかわりに、夢を叶えたら花沢不動産とコラボしてくださいね。約束ですよ。

それでは！またの記事で！